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- TTPの診断
TTPの診断
血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の診断は治療への第一歩
TTPでは、問診や診察で身体所見を確認し、既往歴と血液検査の結果をふまえて診断を行います1)。
身体所見
あらわれている症状について質問し(問診)、あざや出血などTTPの徴候がないか診察で調べます。
既往歴
過去から現在までの健康状態や、かかったことのある病気について確認します。家族について聞かれることもあります。
診断を遅らせないために、正確に答えることが重要です。
血液検査
血液中の複数の成分を調べて、TTPの可能性がある変化がないか確認します。
血小板数、ヘモグロビン値、ADAMTS13活性はTTPの診断で特に重要です。
遠慮せずに医療チームに相談しましょう
TTPは非常にまれな病気で、症状には個人差があります。そのため、診断が難しく、時間がかかる場合があります2)-4)。
診断がつかないことで、不安や焦りを感じることもあるでしょう。そんなときには、あなたの医療チームの医師や看護師に話してみましょう。心配ごとや疑問を気兼ねなく質問したり相談したりすることで、医療チームがあなたの状況を把握する助けになり、より良い解決策が見つかるかもしれません。
TTPと診断されたあとの治療について、詳しく知る
- 文献
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- 1) Scully M et al. Br J Haematol. 2012; 158(3): 323-335.
- 2) Arnold DM et al. CMAJ. 2017; 189(4): E153-E159.
- 3) Tsai H-M. Int J Hematol. 2010; 91(1): 1-19.
- 4) Zheng XL et al. J Thromb Haemost. 2020; 18(10): 2486-2495.
MAT-JP-2201210-3.0-01/2025 最終更新日:2025年1月22日