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入院中に聞いておきたいこと

医療チームと話し合う

医療従事者と話すことに戸惑いを感じる人も多いことでしょう。でも、自分の健康を管理する上で重要な役割を果たすのはあなた自身です。医師と話し合うことによってTTP治療の効果を最大限に得るためにも、勇気を出して話してみましょう。検査の内容からご自身の治療まで、医療従事者とは何でも話すことができます。

医療チームと話し合うイメージ

入院中の会話を有意義なものにするためのアドバイス

  • 事前に準備しましょう。質問を用意して、確実に回答を得られるように準備しましょう。毎日違う質問をしても構いません。質問リストをつくり(手帳やスマホなどに)、医療チームと話し合うときにいつでもチェックできるように備えておくと便利です。
  • 遠慮せずくり返し尋ねましょう。TTPは非常に複雑で、医療従事者の言葉を理解することは難しいかもしれません。会話の内容がわからず混乱するときは、理解できるまで尋ねましょう。
  • 心を開き正直になって、自分の気持ちを伝えましょう。ときには、医療チームが提案する治療で大丈夫なのか不安や疑問を抱くこともあるかもしれません。しかし、疑問を投げかけるような質問をすることには、ためらいを感じる方も多いことでしょう。そんなときは、あなたがどのように感じ、なぜ質問しているのかということから医療チームに伝えるとよいでしょう。例えば、「怖くて心配なので、今できる限りの治療をしているということを確認したいです」と切り出してみてもよいでしょう。
  • 共に学びましょう。希少疾患であるTTPに医療チームが精通していない場合があります。医療チームがTTPの最新の治療情報を参照したか、それが治療計画にどのように反映されているか、尋ねることができます。また、TTPを詳しく学ぶために役立つ資料やWebサイトを紹介してもらうこともできます。

入院中に聞いてみたい質問例イメージアイコン

入院中に聞いてみたい質問例

  • 治療計画を説明してもらえますか。それぞれの部分やステップについても説明していただけると助かります。
  • 治療が効いているかどうか、どのように判断しますか。
  • TTPについて学ぶために役立つ資料はありますか。

退院後の会話を有意義なものにするためのアドバイス

  • 入院中のアドバイスはすべて、退院後にもあてはまります。
  • 経過観察の診察時にだれかに付き添ってもらうのもよいでしょう。一回の診察で多くの情報を話し合う場合がありますので、一緒に話を聞いてメモを取ってもらうと助けになるでしょう。あなたが気づかないことに気づいてくれるかもしれませんし、すべて書き留めてくれるおかげであなたは会話に集中することができます。
  • TTPは再発する可能性のある病気です。TTPの再発が起きると、あなたはとても具合が悪くなり自分で医療チームと話すことはできないかもしれません。緊急時にあなたの代わりに医療チームと話し、質問し、必要な情報を確実に入手してもらえるよう、家族や親しい友人などにお願いしておきましょう。

退院後に聞いてみたい質問例イメージアイコン

退院後に聞いてみたい質問例

  • できるだけ健康でいるためには何をすればよいでしょうか。
  • TTPの経過をモニタリングするために、どのような検査を実施しますか。
    どのくらいの頻度で検査を受ける必要がありますか。
  • TTPを疑う症状があらわれたときは何をすればよいですか。TTPの再発に備えて、すべきことを家族や友人と共有して、準備しておきたいです。
  • TTPについてさらに学べるよい情報源はありませんか。

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MAT-JP-2201210-2.0-12/2023 最終更新日:2023年12⽉20⽇